R1200GS シリンダヘッドカバー・オイル交換
恥を忍んで公開・・・


先日とある林道を調子に乗って走っていたら、少々ガレた下りの左コーナーで痛恨の転倒をしてしまいました。
幸い(?)損傷は左のシリンダヘッドカバーのみでしたが、完全に穴が開いてしまいそっくり交換と相成りました。
走行距離はまだたったの3000kmだというのに・・・
体も心も財布も痛かったのですが、その分どりくらの「ネタ」としてここに公開させて頂きます。

ヘッド交換自体はたいして難しい作業でもないので、いつもお世話になっているプラッツ仙台さんから部品だけを送って頂きました。
交換用のラバーブッシュも4個同封されていました。
値段は確か23000円弱ぐらいでした。
↑私にとってはかなり痛い金額です(泣)

R1200GSはほとんどのネジがトルクスを使用しており、今までのソケットが使えません。
そこで今回は、我が家から車で5分ほどのところにあるアストロプロダクツさんでトルクスのソケットを新たに購入しました。
左上の黒いのはダイレクトイグニッションコイルをはずす車載工具のプーラーです。

プーラーでイグニッションコイルをはずすところです。
痛々しい穴の開いたシリンダヘッドカバー・・・

あとはトルクスネジ4本を抜いて、パカっとはずすだけです。
パッキン類はパーツクリーナーで脱脂し、きれいにしときます。
中心のプラグのところにもパッキンがありますのでこれもはずしておきました。
右下のところにカムチェーンが見えます。

ついでにバルブスプリングのアップも一枚。
だいぶテーパーがかっていますが、物の本によるとフリクションロスの低減に役立っているらしいです。

新旧二つのヘッドカバー。
古い方をどうやって再利用するか思案中。
自戒の意味を込めて壁にでもしばらく飾っておこうか・・・
さすがに新品はきれいです。
↑あたりまえ

先にプラグのところのパッキンをしてからシリンダヘッドにはめ込みます。
締め付けトルクは10NM。
オイル注油口にあるパッキンも忘れずに。

今回は併せてオイル交換もしました。
オイル交換のみならアンダーガードをはずさなくても行えますが、今回は見やすいようにはずして撮影しました。
アンダーガードを止めるボルトは、いたずら防止のためか13mm×3個と10mm×1個のボルトが混在しています。
中央下側にあるのがドレンボルトで8mmのヘキサゴンを使ってはずします。
締め付けトルクは32NM。
左上にあるのがエレメントですが、結構モロに露出してます。
次回のオイル交換時にはエレメントも交換しますが、フィルターレンチも専用工具らしいので購入しないとなりません。

後日オイル交換時にエレメント交換も行いました。

12GSの場合、汎用のフィルタレンチを使用できないのでディーラーから専用のレンチを購入しました。
なんとお値段は9000円以上しました。
アルミ削りだしのようですが、それにしても高い!

エレメント交換もさして難しい作業ではありません。
締め付けトルクは11NM。

今回から使用するオイルは、一部で有名なシェブロン。
鉱物油で粘度20W50とGSにぴったり。
SL級でBMW純正よりグレードが高いのにリッターあたり160円弱と激安なので、946mlボトルで24本ほど購入してあります。
オイル交換後100kmほど走行しましたが全く問題なく、必要にして十分なオイルだと思います。

これでやっとGSが復活しました。
GSのヘッドカバーには万が一の備えとしてプロテクター類の装着は必須かもしれません。
まぁ、コケなきゃいいだけの話ではありますが・・・




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