北東北温泉巡りキャンプツーリング
竜飛崎寒かったぁ〜


気がつけば今年ももう10月・・・
以前のレポを確認したら、なんと約2ヶ月ぶりのキャンプツーリングではありませんか。
この3連休はカミさんが娘二人連れて東京に遊びに行くということだったので、私はフリーで遊ばせてもらうことにしました。
行き先は普段なかなか行けそうで行けない北東北。
入ってみたかった温泉も行っちゃおうっと!


10月11日(土)

初日の目的は青森の酸ヶ湯温泉や竜飛崎だったので高速を使って距離を稼ぐことにしました。
今回もETCの深夜割引を使うため3時半に自宅を出発。
現在、深夜割引は4割引なので非常に助かります。
眠気対策のため、途中、長めの休憩をとりながら走ったのですが、3連休の初日ということでサービスエリアはかなり混雑してました。

9時過ぎに黒石ICを降りて酸ヶ湯温泉へ向かうと、標高が上がるためかなり紅葉が進んでいました。
途中で大口径の明るい望遠レンズを構えている人がたくさんいました。
みんなお金持ちだなぁ〜

酸ヶ湯温泉到着。 ここも混雑しており駐車場にはかなりの数の車が停まっておりましたが、バイクだったのでなんとか駐車して温泉へ向かいます。
名物の千人風呂は混浴で撮影禁止のため画像はありませんが、脱衣所から数段の階段を下りると巨大な浴槽が2つ(熱の湯、四分六分の湯)ありました。
私にはよくわかりませんでしたがこの二つの湯は泉源が違うみたいです。
さすが有名だけあって、硫黄泉のとても素晴らしい温泉でした。

酸ヶ湯からは青森市内を抜けて津軽半島を北上します。
雲が厚く天気はいまいちですが、北上中は右手に下北半島が見えました。
画像は竜飛崎下の駐車場から撮影したものですが、厚い雲の切れ目から晴れ間がのぞくと強風でほんの少し飛んでくる雨が虹を作りだします。
さらにその先には北海道が見えました。

竜飛崎灯台です。
体感風速は20m/s以上!
もちろん普通にまっすぐ立っていることができません。
風が強いものだから体感温度もかなり低く、のんびりしていると風邪をひきそうです。。。

こちらも有名ですね。
日本で唯一の階段国道です。
階段を下りてみようかとも思いましたが、ここも結構風が強く断念しました。

竜飛見学を終え、もう一つの楽しみであった竜泊ラインを走ります。
竜飛〜中泊町を結ぶルートでとても気持ちよく走れます。
風が強くなければもっと楽しめたのになぁ〜

時間が13時を過ぎていたのでツーリングマップルにあった小泊のキャニオンハウスのさざえ丼を食べに行くことにしました。
ところが・・・数年前の台風の影響で道が閉鎖されてしまい、お店も営業していないようでした。
一応事前にネットで調べておいたのですが、検索結果のトップに出てきた「ハローNETあおもり」では閉鎖の情報がありませんでした。
閉鎖したなら情報更新しといてよ!!って感じです。
サザエ丼は食べることができませんでしたが、港に下りてイカ釣り漁船と記念撮影。

後は道すがら十三湖を眺めたりしながら、15時半には金木オートキャンプ場(芦野公園オートキャンプ場)へ到着。
うーん、なんかキャンプ場も風が強いです・・・

キャンプ場に早めに入ったのは芦野公園を散策するためです。
金木キャンプ場は大きな藤枝溜池に面しており、その溜池を挟んで芦野公園があります。
キャンプ場から芦野公園へ向かうには浮橋を渡るのですが、この橋は本当に水に浮いています(あたりまえ!)。
風が強かったため、水しぶきを上手く逃げながら渡らないと足下が濡れてしまいます。

芦野公園にある児童動物園にはなんとヒグマが3頭もいました!
外側のフェンスが閉まっていたので、中に入って観ることができずちょっと残念でしたが、目が合うとかなり怖いっす・・・

さらに芦野公園内には太宰治文学碑がありました。
ここは彼がよく遊んだ公園でもあるらしいです。
碑には「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」というヴェルレーヌの詩が彫られておりました。
私には生きることの罪悪感を感じてる余裕はなく、バイクを走らせて生きることの喜びを噛みしめるのみです。

キャンプ場へ戻ると、ZZR400に乗ったライダーがいらっしゃったので、炊事場に避難しつつご飯を食べ酒を飲みながらいろいろと情報交換なんかをさせていただきました。
今頃も無事に旅を続けているかな?
よい旅を!


10月12日(日)

夜中は暴風雨でしたが、朝は割と落ち着いていて、天気もまあまあです。
今日の予定は帰路を考えてとりあえず南下します。

五所川原市を抜け海に出て、海岸沿いを南下すると黄金崎の不老不死温泉です。
ここの温泉もかなり有名で、露天は海に面したワイルドさが魅力です。

受付をすると、受付のおねーちゃん曰く、高潮のため露天は入れませんとのこと・・・
え〜そりゃないぜ。
後から受付をした人たちからもブーイングがおこっていました。
普段は写真撮影禁止だけど、今なら撮ってもオッケーなので、これはこれでいいか!
とプラス思考で考えて「湯のない湯船」を撮影し、内湯を楽しみました。
ここのお湯は鉄分が多いのかな?
只見の湯倉温泉にちょっと近いような感じがしました。

さらに南下して、今度は八郎潟へ。
たしか小学生の時に八郎潟干拓の話を教科書で学んで以来、ずっと行ってみたいところでした。
干拓の善し悪しは別として、これだけの面積の海を陸に変えてしまうというのは何ともスケールの大きな話です。
走って感じたことは、とにかくこれでもかというほどの直線が続くこと。
その長さたるやあきれるほどです。

今日も少し寒かったので、大潟村にある生態系公園の温室にちょっとだけおじゃましました。
あ〜温い温い。
ん?ここで気がつきましたが、のどが痛くて、どうやら風邪をひいてしまったようです。
参ったなぁ〜

外とはうってかわって温室モードな花たちです。

なーんと、ハイビスカスまでありました。
なんか夏っぽいなぁ〜

その後は、風邪のせいで調子がいまいちだったため、早めに買い出しを済ませ、15時過ぎには三崎公園キャンプ場に到着。
この時間だから一番乗りだろうと思っていたのですが、奥にアメリカンなグループがいらっしゃいました。
夜はいたずらが心配だからバイクをテントの近くに入れちゃってと今回も管理人さんからありがたいお言葉。
バイクってちょっとしたいたずらなんかでも不動になってしまうことがあるので、テント近くにバイクをおける安心感というのは非常に大きいです。
もちろん、ほかのキャンパーになるべく迷惑にならない場所に停車します。

風邪気味のため、私のソロキャンプツーリングとしては珍しく日本酒を仕入れてみました。
刈穂の吟醸酒「六舟」です。
店で辛口の酒を選んでいたらこのお酒になったのですが、これがなかなか美味しいお酒で、冷やで刺身類やおでんととてもよくあいました。
結局ビール〜日本酒〜テネシーウイスキーとすすみ何時かよくわからない頃に就寝。。。
キャンプ場自体は風も穏やかでしたが、海はちょっと荒れ気味で時折大きな波がキャンプ場の下にぶつかるとわずかながら地響きがしました。
明日も晴れてくれるといいなぁ〜


10月13日(月)

朝起きるととてもいい天気!
今日はもる氏が郡山に帰ってきているということで、さくっと撤収して高速乗って郡山へ一直線に帰ります。
最終日もあちこち走り回る人もいらっしゃると思いますが、私はバイクや道具のメンテを当日のうちに済ませたい方なので、できる限り午後の早い時間に帰宅するようにしています。
なのでもる氏からの乾杯のお誘いはグッドタイミング!

途中、鳥海山の様子です。
昨日は頂上付近を分厚い雲が覆っていましたが、今日は秋晴れで空も高くとてもいい感じです。
それにしても山形自動車道は相変わらず訳のわからない料金所をいくつかくぐります。
ETCがついていなきゃかなりむかつくと思われます。

予定より早く13時前には帰着いたしました。
荷をほどいてバイクの洗車を始めると、ちょうどもる氏も登場!
ほどよい疲れを感じながらガレージの前で昼間っから今日も楽しい宴会です。


3日間の総走行距離1200kmちょっとの旅でしたが初日の寒さには参りました。
旅で体調を崩すとは私もまだまだ未熟でございます。
東北には走らなくてはならない道が一杯ありそうで次もまた楽しみです。
今シーズンの残りももっともっと走りたいなぁ〜



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