パッキングあれこれ


バイクでキャンプツーリングをするとなるとテントやシュラフをはじめ結構な量の荷物を運ばなくてはなりません。

荷物の内容
何泊ぐらいの旅か?
料理をどの程度作るか?
夏場のキャンプか冬場のキャンプか?
等々たくさんの要素により大きくもなり小さくもなります。

さらにバイクの積載性の問題もあります。
タンデムシートがお飾り程度のSS系からBMW等のツーリングを強く意識したツアラー系では自ずと積載性(量)に違いがあります。
ツアラー系バイクはびっくりするぐらいの荷物を積むことができますが、あまりの過積載はバイクの挙動を変えてしまうおそれがあるのでちょっと考えものです。
それに私たちはライダーであってオートキャンパーではありません。
しかしながら便利さや積載性は人やバイク、それぞれ価値観や経験の違いなんかもあると思いますので、あくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。

上記のような荷物の内容と積載性の兼ね合いを考えながら自分のなりの積載スタイルを確立していきます。

バイクへ荷物を積載するための道具としては以下のようのものがあります。
パニアケース
一式揃えるとかなり高価になりますが、その機能性は価格以上だと思います。
GSを購入した理由の一つはこのパニアケースでした。
シートバッグ
内部のしきり等がかなり工夫されていて使いやすいと思います。
容量もかなり大きい物があり中身も取りやすいと思いますが、雨には弱いのではないでしょうか?
サイドバッグ
シートの左右に振り分けて装着します。
これも便利そうですが、マフラーの熱対策と防水対策は必要だと思います。
タンクバッグ
個人的にはタンクバッグという物は嫌いなんですが(12Rにはマグネットがきかないし伏せられない)マップを置いたりお風呂セットや雨具なんかを入れておくには便利ですよね〜
と、まあ色々書いてみましたが、どれも各メーカーや製品ごとによく考えて作ってあるのは間違いなく購入には一考の価値があると思います。


パニアケース以外で、私が使っているものはラフ&ロードのドライカーゴといわれる製品です。
完全防水でコンプレッション機能も若干あり大変重宝しています。
容量は50L程ですが、荷物を厳選すれば十分いけます。
ただし一度パッキングしてバイクに積んでしまうと中身を取り出すのが大変なので、すぐに取り出して使うようなもの(雨具やお風呂セット等)は別袋にパッキングしています。

カブの場合は荷台が広いため(プレスカブ用キャリア等は必須)60L程の箱を使っていました。
マットは外に出してますが、前かごと合わせて使用すればロングツーリングでもばっちりでした。
ただし、箱というのは袋と違ってデッドスペースが発生しがちなので表示容量程の荷物は入りません。
この箱は未だに車でのキャンプの時重宝しています。

ここで荷物の内容を確認してみると・・・
一列目(最上列左から)
サンダル、鍋台(あるいは折りたたみテーブル)、極薄まな板、別袋(レインスーツ、ヘッドランプ、お風呂セット)
二列目
トイレットペーパー、クッカー、ピークワン(EPIのケース入り)、SIGGボトル
三列目
タッパー(下記道具箱参照)、米2合、サラスパ、マグカップ、シェラカップ
四列目
圧縮袋(着替えやタオル)、エアー枕、マット、シュラフ、テント

これらの内容はもちろん毎回若干変化します。

道具箱の中にも色々入っており四次元ポケット状態です(笑)
調味料関係が醤油、岩塩、七味、カイエンペパー、胡椒、ごま油、中華味、ラー油、チューブ入りラード。
ガスストーブ、バーナーパット。
そして手前から、歯ブラシ、箸、先割れスプーン、お玉、ナイフ、レザーマン、ライター、ハサミ、注油リング、メタ、ラジオ、ヘッドランプ、洗剤にスポンジ・・・
どれもこれも私のキャンプツーリングには必要な道具達ですが、こういった細かい道具は常に一つにまとめておくと、パッキングの際に忘れ物も少なくなり、時間も短縮できます。
実は意外と重宝するのがタッパーのふたです。
何に使うのかというと焚き火や炭熾しの時にうちわ代わりになるのです。

画像で見るとかなりの荷物に見えますが、荷物の軽量化やコンパクト化を意識しながら道具をそろえると50L程度で十分いけます。
それと意外に大事なことなんですけど、あまりぎっちり詰め込みすぎると撤収するとき大変だったりするので自宅でパッキングするときはバッグの容量に対して9分目ぐらいにしとくのがポイントですね。
別なストーブやシュラフを持っていったり、ガスランタンを持っていくときもありますが、毎回あれこれパッキングを考えたりする時間が楽しかったりするんですよね(^_^)




どりくらへ