最初からこんなことを言うのもなんですが、私のキャンプオフシーズンというのは実は7月、8月だったりします(まぁ、それでも機会があればキャンプに出かけてますが。。。)。
普通の人に言わせると、「えっ、キャンプって夏にするものでしょ?」となるところですが、7月、8月って虫は多いし、暑いし、その暑さのせいで焚き火をする気になれないし・・・
そうなんです、この焚き火ってやつがキャンプの醍醐味の一つでもあり、キャンプに最適なシーズンというのはやはり焚き火が心地いい秋〜春だと私は思っております。
さて、この焚き火ですが、イージーライダーのように直火でワイルドに出来れば最高なのですが、灰の始末を含め、醜い焚き火跡等が問題となるため、たいていのキャンプ場では直火禁止となっております。
それでも焚き火がしたい!という欲求に応えるべく色々な焚き火台が販売されております。
そこで今回は焚き火台(調理用のコンロ含む)について御紹介します。
左から焚火台S、B6君、フォールディングBBQコンロ
■笑's
B6君
2009年の春頃から販売され、コンパクト志向のユーザーから支持を受けている笑'sさんのB6君です。
最大の特徴はそのコンパクトさで、キャンプツーリングの場合でもパッキングの邪魔をしません。
少し頼りない感じのする収納袋ですが、L型に開くため取り出しが容易です。
袋から出したところです。
B6サイズももちろんですが、その薄さも特筆に値します。
素材はステンレスで、薄くても結構丈夫です。
簡単に組み立て方法など。
両サイドになるパネルを引き起こします。
するとその中に前後のパネルとロストルもコンパクトに収納されています。
全てのパーツを取り出したところです。
左から後面パネル、前面パネル、ロストルと五徳です。
前後パネルは上からスライドさせるようにはめ込みます。
この辺のイージーさが素晴らしいですね。
さらに上から2枚のロストルを浮かせるように置きます。
穴の出っ張っている方(エンボス)が上になりますが、そうすると切り欠きの関係で嵌るようにしか嵌りません。
後は左右の足を開けばできあがりです。
グリルプレートや焼き網を使う場合は使いませんが、五徳もこんな感じで乗ります。
収納サイズがB6ということもあって展開時もあまり大きな物は焼けませんが、パーソナルユースで考えれば必要十分じゃないでしょうか。
また、その大きさ故に一般的なサイズの薪の使用は困難なので、私は焼き物専用として使っております。
逆に展開サイズが小さいため、使用する炭の量も比較的少なく済みます。
燃焼効率もちょうど良い感じです。
■尾上製作所
フォールディングBBQコンロ
2002年頃からファミリーキャンプ等でよく利用しているコンロです。
使った後、毎回綺麗に磨いているのですが、さすがにロストルと焼き網はそろそろ限界かも。。。
本体は丈夫なステンレス製ですのでまだまだ活躍してくれそうです。
こちらの収納サイズはA4ファイルサイズです。
コンパクトパッキング志向の方でもギリギリ持ち歩けるサイズかな?
ケースから出したところです。
どんな風に展開するかというと・・・
脚兼用のサイドパネルを開くと中にロストル、焼き網、遮熱板が入ってます。
そのままさらにサイドパネルを開くとコンロらしい形に立ち上がります。
炭を入れるところは底が狭くなっており、少ない炭の量で効率的に燃焼してくれます。
ストッパーをスライドさせて固定するだけですが、十分な安定感があり、ダッチオーブンの重さにも耐えられます。
大人4人ぐらいでの焼き肉なら十分な大きさです。
これだけの大きさがあるので、焚き火台として使うこともできます。
この尾上製作所のフォールディングBBQコンロですがかなり好評みたいです。
ステンレス製のこれだけの作りで比較的安価(私はたしか2500円ぐらいで購入しました)なのもその理由の一つでしょうか。
最初の一台としてはとてもおすすめできます。
■スノーピーク
焚火台S
収納サイズも薄く小さいし強度的にも完璧なのですが、展開時の270mm四方という大きさがちょっと微妙な感じです。
普通サイズの薪を使うのであればMサイズ以上が使いやすいです。
でもMサイズ以上になるとバイクに積みにくいし・・・うーん、難しいところです。
またその丈夫さと引き替えに重量も火床を含めると2kg越えちゃいます。
収納時は大変薄くなり展開も最も簡単にできる焚き火台として大変売れているようですね。
ぱたぱたっと開いてセットするまで2、3秒しかかかりません!
私は火床として焚火床Pro11を併用しています。
無くても構わないかもしれませんが、着火等が楽になります。
スノーピークの焚火台は豊富なオプションでも知られています。
あれもこれもと追加購入するとかなりの金額になりますのでご注意を!
■シェラストーブ
ネイチャーストーブの先駆け的存在のストーブです。
もちろん焚き火台として使えますが、小枝や松ぼっくりを燃やすぐらいがベストです。
このサイズでも、寒い時期に暖をとるには結構役に立ってくれてます。
このシェラストーブの最大の特徴は電気の力を借りてかなりの火力を作り出すことです。
モーターがファンを回し燃焼室へ暖かい乾燥した風を強制的に送り込みます。
ユニフレームのネイチャーストーブが効率のいいノーマルアスピレーションエンジンなら、こちらは強制的に効率を上げた過給器付きのエンジンです。
真ん中にあるのがモーターの回転速度(風力)を調整するレバーです。
これは古いタイプのシェラストーブなので本体下(親指の下あたり)に単三電池をセットします。
アルカリ電池だとかなりの時間もちます。
ファンから送られた空気はダブルウォールの内側を通り暖められて(乾燥して)から燃焼室に送られます。
常に扇がれているような状態ですので、安定して燃焼する段階になれば、多少しめった薪でもあっという間に完全燃焼してくれます。
シェラストーブとセットで売られていたコッフェルにぴったり収納できます。
この鍋使ったことありませんが・・・
シェラストーブの火力はかなり強力で調理に使えるレベルですが、乗せるクッカーは底が真っ黒になりますので覚悟してお使いください(笑)
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